50代の男性が恋活を経て交際する場合、相手の女性が10歳、20歳下というのはよくあることです。
いずれ結婚することを考えると、相手の両親への挨拶は避けて通れません。
自分の年齢が高く、相手の年齢と差があるため、反対されるのではないかと不安な方も多いでしょう。
驚かれるだろうなぁ。
この記事では、50代以降の男性が、交際相手の親から結婚を承諾してもらう方法をご紹介します。
50代男性が交際相手の親に挨拶するには準備が必要
相手の親に良い印象を持ってもらうためには、早めに対策を立てておかねばなりません。
いきなり男性が接触するわけにはいきませんから、女性の方から親に話してもらう必要があります。
まず、挨拶の前に準備しておくことについてご説明しますね。
早い段階で交際を報告しておく
交際が始まったら、「50代の男性とお付き合いしていること」を、早い段階で女性から親に報告してもらいます。
初めに伝えておかないと、結婚報告の日までに心の準備ができないからです。
「なぜもっと早く言わなかったんだ」と怒りを買うことになりかねません。
言い出しにくいかもしれないけどね。
もしかしたら、50代の男性と交際を始めたと伝えた時点で反対されることも考えられます。
その場合でも、お付き合いしていく中で徐々に理解してもらえるようにすれば良いのです。
50代の男性と付き合っている女性もいるので、年の差婚は問題ありません。
男性の良いところを話しておいてもらう
男性の「こんな良いところがある」「こういうところが好き」という話も、女性から親にこまめに話してもらいます。
あんまり話を盛らない程度にね。
たとえ最初はいい顔をされなくても、男性の人柄がわかってくると、まだ会ったことがなくても親しみがわいてくるものです。
それに、うれしそうに彼の話をする娘を見ると、「本当にその人のことが好きなんだな」と思うようになります。
親ならば誰でも、我が子の幸せを願うもの。
「その男性なら、娘も幸せになれるかもしれない」と思わせることが目標です。
50代以降の男性に相手の親が抱く不安要素
普通は、自分の娘の結婚相手には、娘と同じくらいの年齢の男性を想像します。
そのため、50代、60代の男性と結婚すると聞いて、手放しで喜ぶ親はあまりいません。
ここでは、50代以降の男性に対して相手の親が不安に思う点について説明していきます。
経済的な不安
まず、心配なのは経済面です。
スムーズに子どもが生まれた場合でも、その子が20歳を迎える頃には、男性は70代、80代になっています。
すっかりおじいちゃんになってるなぁ。
子どもが大学に進学するとして、その資金はどうするのか、男性が定年を迎えた後の収入はどうするのかが不安に思われるのですね。
経済面で不安な点
- 子どもの教育資金
- 男性の定年後の収入
- 養育費や慰謝料(バツイチの場合)
減った収入を補うために真っ先に思いつくのは、女性が働いてカバーすることでしょう。
場合によっては、早くから仕事を始めて、長い期間働き続けることになるかもしれません。
彼が倒れてしまうかもしれないし。
そこに介護も重なると、女性の負担はより重くなり、ますます両親から心配されてしまいます。
娘が取り残される不安
男性の方がかなり年上の場合、男性に先立たれて女性が取り残される確率が高くなるというのも不安要素の一つです。
女性より男性の方が平均寿命が短いので、年の差婚だとなおさら、女性が一人になる時間が長くなる可能性も。
どのくらい一緒にいられるかなあ。
男性が先立った場合の不安
- 女性が寂しい思いをする
- 生活は保障されるのか
- 相続問題がどうなるのか
残された女性は寂しい思いをするだけでなく、経済的負担がのしかかります。
不安が取り除かれないことには、相手の親はなかなか賛成できないでしょう。
自分達より年上の男性だと戸惑う
場合によっては、男性が女性の親より年上ということもあります。
そんな男性のところに我が子をお嫁に出すとなれば、戸惑って当然です。
芸能界では、よくあるけどね。
相手が若ければ、息子ができたような感覚で対応することができても、自分より年上だとそういうわけにもいきません。
男性と会ったらどう接すれば良いのだろうかという、漠然とした不安を持つことになります。
相手の親から結婚の賛成をもらう方法
親から不安に思われる部分が多いと、結婚に対して消極的になってしまうかもしれません。
しかし、相手の親は意地悪な気持ちで反対しているわけではなく、これから男性がどのような行動に出るのか、様子を伺っているのです。
テストみたいだけどね。
結婚の賛成をもらうために必要なのは、時間をかけて信頼関係を築くこと。
ここでは、相手の親から結婚の承諾を得る方法についてご紹介します。
経済的に大丈夫だという証明をする
経済的に安心してもらうためには、口頭で説明するだけでは不十分です。
現在の貯蓄や年収がいくらかを証明できる書類を見せると、説得力があります。
準備しておくもの
- 通帳
- 源泉徴収票
- ライフプラン表
しっかり者という印象を与えれば、相手の親のイメージも変えられます。
男性の身に何かあった場合の対応策を説明する
男性が女性より先に亡くなったときにはどうするかということについても、説明できるようにしておかねばなりません。
残された女性のための老後資金や、相続の問題についての話し合いも不可欠です。
もちろん、彼女を路頭に迷わせるわけにはいかないさ。
実際に計画通りにいかなくても大丈夫。
大切なのは、あらゆるできごとを想定して、その対応策をきちんと二人で考えているのだという姿を見てもらうこと。
女性と二人の間での話し合いはもちろん、相手の親とも話し合うのに時間がかかるのは、覚悟しておいた方が良さそうです。
どんな質問にも答えられるようにしておく
挨拶に行くと、さまざまな質問をされることが予想されます。
男性の親が既に介護を必要とする状態だったり、男性に離婚歴があったりすれば、なおさら聞かれることは多くなるでしょう。
不安だから、あれこれ聞いちゃうのね。
あらかじめ、どんな質問にも答えられるように準備しておくと、慌てずに済みます。
予想される質問
- その年になるまで独身だった理由
- 男性の親の介護をどうするのか
- (バツイチの場合)離婚の理由
答えに詰まるような質問をされるかもしれませんが、そのときに、取り繕ってはいけません。
あくまでも正直に、誠実に答えるようにしてくださいね。
相手の親から反対された場合の対処法
準備万端で、誠意をもって挨拶に行っても、反対されることはあります。
しかし、娘の幸せを願わない親はいません。
不安要素さえなくなれば、本当は賛成したいはずです。
最後に、相手の親から反対されたときの対処法についてご説明します。
母親を味方につける
大抵の家庭では、家や子どもに関して実権を握っているのは母親です。
また、母と娘は何でも話せる関係であることが多いため、父親が結婚に反対しても母親がフォローしてくれれば、うまくまとまる傾向にあります。
どうすれば味方になってくれるかなあ?
母親を味方につけるには、誕生日や母の日にちょっとしたプレゼントをあげるのが効果的。
そのとき、ハンカチやお菓子など、もらっても負担にならないくらいの値段のものにしましょう。
プレゼントそのものが重要なのではなく、その小さな心遣いが母親の心を動かすのです。
近況報告をまめにする
相手の親に反対されていても、女性からの近況報告はまめにしてもらってください。
積極的にしたい報告
- 2人の円満さを強調する
- 男性の性格の良さをアピールする
- 不安要素を補う内容を話す
2人の仲が良く、絆が固いことが最も重要なので、その点を強調します。
彼って、こんなに優しいの!っていう話もしてね。
また、反対されたときに「なんだか頼りない人ね」と言われたとしたら、男性がいかに頼りがいがあるかがわかるエピソードを話してもらうと良いですね。
一つずつ不安要素がなくなっていけば、相手の親も「許してあげてもいいかな」という気持ちになっていくはずです。
誠実な態度を見せる
結婚に対する真剣さを伝えるためには、誠実な態度を見せなければいけません。
反対された後も、できるだけ顔を合わせる機会を作ってください。
何かのついでに家を訪れて挨拶する程度でOKです。
出張のお土産でも持って行こうかな。
これは、心理学でも「単純接触効果」として認められています。
同じ人に接する回数が増えるほど、好印象を持つようになるというものです。
誠実さが伝わる行動
- 会う機会を重ねる
- 挨拶は丁寧にする
- 結婚後も相手の親を大事にする
会うたびに挨拶はきちんとして、マナーもしっかり守るようにしてください。
反対を押し切って結婚してしまった場合でも、女性の両親を大事にすることをお忘れなく。
男性の人柄がわかるにつれて、両親の態度も軟化していくことが期待できます。
50代男性が恋活で相手の親から賛成してもらう方法【まとめ】
50代以降の男性が円満に結婚するためには、女性の協力が不可欠です。
普段から、2人でよく話し合っておく必要があります。
そして、時間がかかるのは覚悟して、相手の親からの信頼が得られるように励んでください。
短気を起こさず、気長にね。
50歳を過ぎてやっと見つけたご縁です。
女性とその両親を大切にして、幸せな家庭を築いてくださいね。